交換不要、育てる培養土

交換不要、育てる培養土

「交換不要、捨てる必要なし、育てる培養土」です。プランターの中で土をぬか床同様に年々熟成させ育てることができます。土の価値が年を追うごとに上がります。お客様だけの宝の土を育ててください。これがこの培養土シリーズの一番の特徴です。
交換不要、育てる培養土

プランターで花や野菜を栽培した後の土は土の力が弱り、次に肥料を足して何か栽培しても前作のようにうまく育たないのが悩みです。そのため、約80%の方が新しく培養土を買い換えています。そのため残土の処理がとても困ります。年間全国で約6万トン近くの残土が処分されている現状がわかりました。

交換不要、育てる培養土交換不要、育てる培養土

ではなぜ土が弱ってしまうのか。原因を探求しました。

①ミネラル(肥料分)の不足とバランスが崩れる
②微生物の量やバランスが崩れる
③土が硬くなったり通気性が悪くなったり物理性の問題
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そこで、
①肥料分を補います。微量のミネラルも加えました。
②微生物の資材を混ぜたり、土の再生剤など入れました。
③ふるいにかけ土をほぐします。そこに腐葉土なども入れます。
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しかし、前作のようにうまく育ちません。
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ところが、プランターの土を庭や畑にあけ、半年以上休ませます。そこに肥料や腐葉土などを入れて栽培すると前作のようにうまく植物が育ちます。ということは!
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土には休ませることで、元に戻す力が働いている。自然治癒能力や自己調整機能をもともと持っている事に気づきました。
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では、どうすれば、プランターなどの限られた空間でもっと積極的に土の本来持つ自然治癒能力や自己調整機能を伸ばすことができるのか!そのための堆肥作り、土づくりが始まりました。
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良い土の条件とは、
イ)ミネラル(肥料)の量とバランスが整っていること
ロ)有効菌が長期間にわたり住みやすい土であること
ハ)通気性や水の保水性透水性、土の粒子など物理性が優れていること
ニ)土のエネルギー性(地力、土の自己調整機能、土のふところ)が十分あること


と考えています。
植物が育つと土の(イ)(ロ)(ハ)(ニ)が減少し崩れます。畑懐の土はそれらを総合的に整えることができるだけでなくプラス1して土を育てることができるシリーズです。

太古の森の土って?
私たちの健康を支え伸ばす作物が育つ土って?
その土と植物が作り出す空間から産まれる「場」は人々にやすらぎとひらめきをプレゼントする。そんな土って?
畑懐の土のコンセプトです。

作り方はシンプルでありながら自然の奥深い不思議とその妙をひとつひとつひもとく地道な作業です。
大切なのは堆肥作りです。市内近郊から集める雑木枝葉を材料にバチルス菌等の有効菌達の力を借り2〜3年の時間をかけ十分発酵分解させた堆肥と山土を混ぜさらに養生して作ります。
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土づくりの技術は、土壌の教科書にも使われる北大名誉教授岡島秀夫先生の土の内容液外溶液、土の周期説。世界ではじめて国連で植物が有機物を吸収することを発表し有機農業の始まりをつくった京大の微生物の先生、小林達治先生。土壌のミネラルの先生、中島充先生。そして土のエネルギー(生体エネルギー研究所)の佐藤政二先生の生態系生体システムプログラム農法を勉強し応用して作っています。どの先生方も自然への深い思いと洞察力がものずごく、自然を動的平衡でとらえ瞬間生命現象を流れの中で捉えています。特に佐藤先生は実際にご自身が農業経営の現場で作り上げてきたものですから、当たり前に現場主義です。答えが明確に出ます。ぜひ多くの方にご紹介したいです。


話を元に戻しまして、畑懐の土について
実際に微生物のデータをとりました。

交換不要、育てる培養土交換不要、育てる培養土

小さくて読めないと思います。すいません。ホームセンターの培養土と畑懐の土の微生物データです。主に糸状菌、放線菌、細菌の3つにグループ分けできます。微生物の数ではホームセンターの土の方が多かったのですが、一番の違いはそれぞれのグループのバランスです。特に糸状菌は、畑懐の土はホームセンターの土の10分の1の数しかいません。糸状菌は病原菌も多く、数が少ない方が優れます。

私たちのお腹の中も肌の上にも有効菌も悪玉菌も住んでいます。自分の体調が良いと有効菌が優性で悪玉菌を抑えます。土の中も同じで長期間にわたり有効菌が住みやすい環境作ると自然と糸状菌が減りバランスが整ってくるようです。

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畑懐の土は、
ぬか床同様に永年にわたり微生物のバランスが整っている。それは植物が病気になりにくいということです。


実際に食品分析センターで畑懐の土で育った二十日大根のミネラル分析をしました。

交換不要、育てる培養土

こちらも小さくてすいません。
対象区は国の基準にもなる女子栄養大学が調べている五訂食品成分表からです。

成分名     畑懐の土    一般畑栽培  (mg/100g)
リン       22,5       18
鉄         0.58       0.3
カルシウム     51,4       21
マグネシウム    15,7        11
銅          0,02        0,02
亜鉛         0,18        0,1
ンガン       0,06        0,05

いずれも同等か高い数値が得られました。
正直ホッとしています。しかし、食べ比べでお客様の「おいしい」の反応がデータで裏付けされたことは嬉しいです。

より自由に豊かにのびのびと自分らしく生きる。畑懐の土が自然とお客様の橋渡しになれば幸です。そして自然からの恵み教えひらめき「そうぞう」が泉のように湧くそんな「場」づくりに畑懐の土をぜひお使い下さい。



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